帯広で急増するジム。結局、どこに入れば「損」をしないのか?
はじめまして。
Juntos-Labo(ジュントス・ラボ)帯広所長の安藤です。
私は普段、パーソナルトレーナーとして指導を行いつつ、理学療法士として身体の機能改善やケアにも携わっています。
ここ数年、帯広市内でも空前のフィットネスブームが到来していますね。 「JOYFIT(ジョイフィット)」や「FIT365」といった大手の24時間ジムがあちこちにオープンし、それと同時に、我々のような個人のパーソナルジムも増えてきました。
選択肢が増えたのは素晴らしいことですが、一方でこんな声をよく耳にします。
「種類が多すぎて、どこに行けばいいか分からない」 「とりあえず安い24時間ジムに入ったけど、何をしていいか分からず、結局『幽霊会員』になって辞めてしまった」
お金も時間も無駄にしたくない。これは皆さんの共通の願いでしょう。
今日は、業界の表も裏も知るプロの視点から、「24時間ジム」と「パーソナルジム」、あなたに合うのはどちらなのかをズバリ判定します。
どちらが良い・悪いではなく、それぞれの「役割」を理解することが、失敗しないジム選びの第一歩です。
一目でわかる!「24時間ジム」と「パーソナルジム」の決定的な違い

まず、両者は「身体を動かす場所」という意味では同じですが、提供しているサービスの本質は「全くの別物」だと考えてください。それぞれの特徴を比較してみましょう。
1. 料金とサービスの違い
- 24時間ジム: 月額3,000円〜8,000円程度と非常に安価です。しかし、基本的には「場所とマシンのレンタル代」です。指導はなく、マシンの使い方もメニュー組みも、すべて自分で行う必要があります。
- パーソナルジム: 月額数万円〜と高価です。しかし、これは「場所代」ではなく、プロのトレーナーによる「技術・知識・管理」への対価です。完全オーダーメイドの指導がつきます。
2. 目的の違い
- 24時間ジム: 主な目的は「運動習慣の維持」や「現状維持」です。
- パーソナルジム: 主な目的は「結果を出すこと(ダイエット・ボディメイク)」や「機能改善(痛みの解消)」です。
3. 強制力と継続性の違い
- 24時間ジム: 予約不要で気軽ですが、それは裏を返せば「行かなくても誰にも何も言われない」ということです。サボろうと思えばいつでもサボれます。
- パーソナルジム: 完全予約制で、トレーナーが待っています。「約束がある」という強制力が、継続の大きな力になります。
【24時間ジム】が向いている人・向かない人

24時間ジムの最大の魅力は、なんといっても「圧倒的な安さ」と「利便性」です。
帯広は車社会ですし、仕事の時間が不規則な方も多いでしょう。「仕事帰りの深夜23時に、ふらっと寄って30分だけ走る」といった使い方ができるのは、24時間ジムならではの強みです。
ただし、以下の点には注意が必要です。
【ここがデメリット】 誰も教えてくれないため、間違ったフォームでトレーニングをしていても、誰も直してくれません。これは効果が出ないばかりか、腰や肩を痛める原因になります。
【向いているのはこんな人】
- 「トレーニング経験者」(過去に部活などで筋トレをしっかり教わったことがある人)
- 「自己管理が得意な人」(強い意志で、雪の日でも週3回通える人)
- 「とりあえず運動不足を解消したい人」(散歩やランニングの延長でジムを使いたい人)
【パーソナルジム】が向いている人・向かない人

一方、パーソナルジムは料金が高くなります。しかし、それはトレーナーという専門家の「知識・経験・時間」を独占する対価です。
【ここがメリット】
- 最短距離で結果が出る: あなたに最適なメニューだけを組むため、無駄な動きが一切ありません。
- 安全・安心: プロが常にフォームを監視するため、怪我のリスクが極限まで低くなります。
- 食事管理: 運動だけでなく、身体作りの8割を占める「食事」のアドバイスも受けられます。
【向いているのはこんな人】
- 「運動初心者」(何から始めていいか全く分からない人)
- 「期限を決めて確実に変わりたい人」(夏までに痩せたい、結婚式があるなど)
- 「身体に不安がある人」(腰痛、肩こり、古傷があるなど)
※特に「身体に痛みや不安がある人」には、強くパーソナルをお勧めします。 私は理学療法士としての視点を持っていますが、痛みを抱えたまま自己流でマシンを使うのは、火に油を注ぐようなもので非常に危険だからです。
【結論】プロが教える「失敗しない選び方」の黄金ルート

ここまで読んで「やっぱり迷う…」「安く済ませたいけど、結果も出したい」という方に、私が推奨する「最もコスパが良く、失敗しない黄金ルート」を提案します。
ポイントが2つあります!
1つ目は、「トレーニングを継続する習慣を身につけること」です。
そのためには「最初から24時間ジムに行かない」ことです。個人差もありますが、継続する習慣が身につくまでの間、多少なりとも強制力が必要となる方が非常に多いです。
多くの方が24時間ジムや集合型ジムに通い始めたけど、少し経過すると、いつの間にか行かなくなっている方や変化・結果が出てないからモチベーションが続かない方が多いです。
そして2つ目が、「最初はパーソナルと利用し、慣れてきたら24時間ジムにする」ことです。
多くの初心者が、いきなり24時間ジムに入会し、使い方が分からず、効果も出ず、3ヶ月で幽霊会員になります。これは一番もったいないお金の使い方です。
また、トレーニングの方法がわからない方が自己流で行うと、腰痛や膝を痛めることが多々あります。その改善のために整骨院や病院を受診すると、トレーニング代以外にも出費がかさみます。
結果として、ジムの月額会費に加えて、整骨院や病院等の受診料が加わり、痛みがあるから十分なトレーニングができず結果が出ない、だから続かない、という負の連鎖に陥ります。最終的にはパーソナルに通うよりも高い金額を支払っているということもよくあります。
安くしたいはずなのに、高く払ってしまうのは非常にもったいないです。
以上をまとめて、私が提案するルートは以下の通りです。
- 「パーソナルジム(Juntosなど)」に短期間(2〜3ヶ月)通う。 ここで、プロから「正しいフォーム」「自分に合ったメニュー」「食事の知識」を徹底的に学び、身体の基礎を作ります。いわば「身体の教習所」に通う期間です。
- 知識と筋肉がついたら、「パーソナル」を卒業する。 一生通い続ける必要はありません。自分でコントロールできるようになったら卒業です。
- 近所の「安い24時間ジム」に入会し、学んだことを実践して維持する。 ここからは月会費を抑えつつ、身につけた正しい知識でトレーニングを継続します。
これが、長期的に見て最も賢く、リバウンドもしにくい方法です。パーソナルジムは「一生モノの知識を学ぶ学校」だと考えてください。
まとめ:安さとは「月会費」ではなく「結果」です

ジム選びで大切なのは、目先の月会費の安さだけではありません。 「払ったお金に対して、きちんと身体が変わったか?」という費用対効果(コスパ)こそが重要です。
月3,000円でも、行かなくなれば「無駄金」です。月数万円でも、人生が変わるほど身体が良くなり、正しい知識が一生残るなら、それは「最高の投資」です。
もしあなたが、「本気で変わりたい」「痛みのない身体を作りたい」「もう失敗したくない」と思っているなら、まずは専門家の門を叩いてください。
私たちJuntos-Laboは、医療系国家資格を持つトレーナーとして、あなたの身体作りを安全かつ最短ルートでサポートします。 まずはパーソナルで「正しいやり方」を身につけることから始めませんか?


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