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十勝の中高生アスリート必見!サッカー・野球で「怪我をしない身体」を作るストレッチとトレーニング

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はじめまして。

私はパーソナルトレーナーとして指導を行う傍ら、理学療法士としての医学的知見に基づき、多くのアスリートの「スポーツ障害」の改善にも携わっています。

ここ十勝・帯広は、サッカー、野球、スケートなど、スポーツが非常に盛んな地域です。 しかし、部活動に熱中するあまり、「オスグッド(膝の痛み)」「シンスプリント(すねの痛み)」「野球肩・野球肘」といった障害に苦しみ、大事な大会を棒に振ってしまう中高生が後を絶ちません。

病院や整骨院で「使いすぎ(オーバーユース)ですね。しばらく安静にしましょう」と言われたことはありませんか?

もちろん、炎症を抑えるために安静は必要です。しかし、復帰して練習を再開すると、また同じ場所が痛くなる…。

断言します。

その痛み、単なる「使いすぎ」だけが原因ではありません。 君の身体の「フォーム」「機能(使い方のクセ)」に、根本的な原因が隠れている可能性が高いのです。

この記事では、理学療法士の視点から、痛みの本当の原因と、明日から実践できる「競技別・予防メソッド」を徹底解説します。

成長期アスリートの怪我の「根本原因」はどこにあるか?

まず、怪我に対する考え方を180度変える必要があります。 多くの場合、「痛い場所(被害者)」と「痛みの原因(犯人)」は別の場所、ということが多々あります。

例1:膝の痛み(オスグッドなど)

膝が痛いからといって、膝自体に問題があるとは限りません。 「股関節」や「足首」が硬く、機能していない(俗に言う使えていない)ことが原因です。

上手く使えると、重心位置をコントロールできたり、どこかの関節へ過剰に負担をかけるということが減ります。

うまく使えないことにより、結果として、負担をすべて膝が受け止め、悲鳴を上げている(=炎症が起きている)のです。この場合、治療すべきは膝だけではありません。

例2:肘・肩の痛み(野球肩・肘)

ボールを投げて肩や肘が痛くなるのは、フォームが悪かったり、パワーが不足していたり、連動して動かせてなかったり、腕だけの力で投げてたりしているからです。

その原因は、「胸椎(きょうつい:背骨の胸の部分)」の柔軟性不足や、「肩甲骨」の安定性不足などにあることが多いです。 体幹がうまく回らない分を、肩や肘を無理やり捻ってカバーしようとした結果、限界を超えて壊れてしまうのです。

痛い場所を湿布で冷やして休ませても、この「サボっている犯人(股関節や背骨)」を治さない限り、痛みは何度でも再発します。

痛みを我慢して練習をしてもパフォーマンスは上がりません。

痛みが出ている期間が長ければ長いほど、痛みが取れるまでの期間が長くなりやすいです。

そして、少し休んで痛くなくなったからやってOKでは、再発の可能性が非常に高いのです。

部位別・競技別「怪我をしない身体」を作る具体的な予防法

では、具体的にどうすればいいのか。 十勝でも特に競技人口の多い「サッカー」と「野球」に絞り、自宅や練習前に行うべき予防法を伝授します。

【サッカー】股関節の「可動域」を広げろ!

サッカーで多い膝や足首の怪我、そして腰痛。これらを防ぐ鍵は「股関節」です。 特に、キック動作やターン動作において、股関節がスムーズに動くことが不可欠です。そして、しっかりと機能的に使えること、使いこなせるようになることが必要です。

  • 重要課題:股関節の柔軟性(特に内旋・外旋という、ひねる動き) 股関節が硬いと、キックのフォロースルーで身体がスムーズに回転せず、膝に強烈なねじれのストレスがかかります。
  • 【今日からできる予防法】
    1. 「カエル足」ストレッチ: うつ伏せになり、両膝をガバッと外に開いて(カエルのように)、股関節の内側を伸ばします。お尻を前後に揺らし、股関節の付け根を緩めましょう。
    2. 腕立て伏せの姿勢で股関節を回しましょう: 腕立て伏せの姿勢をとり、片足を同側の手の横につきます。横にある手を太ももの下を通して、足の外側にセット。膝裏を押すようにして、膝を前後左右に動かします。お尻・股関節のつけ根が伸びると思います。

【野球】「胸椎」を回し、「肩甲骨」で投げろ!

投球障害を防ぐために必要なのは、肩の筋肉だけでなく、「背骨」と「肩甲骨」の使い方です。

  • 重要課題:胸椎の回旋(背骨を回す動き)と肩甲骨の安定性 「胸を張れ」と言われますが、腰を反ってはいけません。背中の上部(胸椎)がしなやかに回ることで、腕がムチのようにしなり、肩への負担が減ります。
  • 【今日からできる予防法】
    1. 胸椎の回旋ストレッチ(ソラシック・ローテーション): 横向きに寝て、両膝を曲げます。上側の手を大きく開き、目で追いながら背中を後ろに捻ります。腰や膝が動かないように注意し、胸(背骨)だけを回す感覚を養います。
    2. 肩甲骨のチューブトレーニング(Y・W・T): ゴムチューブなどを持ち、うつ伏せ、または立った状態で、腕をアルファベットの「Y」「W」「T」の形に開きます。 腕の力ではなく、肩甲骨を背骨に寄せる力でチューブを引くのがポイントです。これにより、肩関節を安定させるインナーマッスルが強化されます。

十勝で専門家を選ぶための3つの基準(保護者向け)

大切なお子様の身体を守るため、保護者の皆様には「誰に相談するか」を慎重に選んでいただきたいと思います。十勝・帯広には多くの治療院やジムがありますが、以下の3つの基準で選ぶことをお勧めします。

基準1:「理学療法士」など、解剖学の知識を持つ専門家がいるか

身体の中身(骨・筋肉・神経)を熟知している国家資格保持者がいることは、最低限の安心材料です。単なる経験則ではなく、医学的根拠に基づいた指導ができるかを確認してください。

基準2:「痛い場所」だけでなく、「全身の評価」から入るか

「膝が痛いです」と言った時に、すぐに膝のマッサージを始める先生ではなく、「まずは立ち方を見せて」「歩いてみて」と、全身のバランスや動きのクセ(患部外の原因)を探そうとする専門家を選んでください。

基準3:運動だけでなく、「栄養」や「休養」のアドバイスができるか

成長期の怪我は、骨の成長スピードに筋肉が追いついていない場合や、栄養不足(エネルギー不足)が原因の場合もあります。トレーニング指導だけでなく、食事や睡眠まで含めたトータルサポートができるかが鍵です。

まとめ:怪我で夢を諦めないために

成長期に負った大きな怪我や、騙し騙し続けて悪化した古傷は、大人になってからも後遺症として残ることがあります。

「痛いけど、レギュラーから外されたくないから我慢する」 その気持ちは痛いほど分かります。だからこそ、自己流で耐えるのではなく、専門家の正しい「評価」と、身体の使い方の「再教育」を受けてください。

正しい動きを身につければ、痛みは消えるだけでなく、パフォーマンス(球速や走力)も飛躍的に向上します。

Juntos-Laboは、十勝・帯広の未来あるアスリートたちが、怪我に泣くことなく、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、専門家として全力でサポートし続けます。 身体の違和感や伸び悩みを感じたら、手遅れになる前に一度ご相談ください。

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