スケート王国・帯広の冬も本番。
連戦続きの選手の皆さん、そしてサポートする親御さん、本当にお疲れ様です。
シーズンも後半戦に入り、思うような結果が出ずに焦っている選手はいませんか?
- 「オフシーズンにあれだけウエイトトレーニングをして、スクワットの数値は上がったのにベストが出ない」
- 「後半になると急に足が止まってしまう」
もしそう感じているなら、その原因は筋力不足ではないかもしれません。
せっかく鍛えた筋肉のパワーが、氷(ブレード)に伝わる前に漏れている(ロスしている)可能性が高いです。
がむしゃらに練習量を増やす前に、一度立ち止まって考えてみてください。
来季の勝負は、実は「今」始まっています。
なぜ「陸トレ」が「氷上」に繋がらないのか?
「筋力がある=速い」のであれば、ボディビルダーが世界最速のスケーターになれるはずですが、実際は違いますよね。
スピードスケートで最も重要なのは、生み出したパワーを余すことなく氷に伝える「連動性(キネティックチェーン)」です。

理学療法士の視点で解説すると、氷を強く押して推進力を得るためには、「股関節→膝→足首→ブレード」の軸が一直線に連動し、力がスムーズに伝わる必要があります。
しかし、もし股関節の動きが悪かったり、体幹が不安定だったりすると、そこでエネルギーの漏れが発生します。
これは、穴の空いたホースで水を撒こうとしているのと同じ状態です。いくら蛇口(筋肉)をひねって水を強く出しても、先端(ブレード)からはチョロチョロとしか水が出ません。
そして陸トレと氷上の1番の違い。
陸上では足底が地面に接しますが、氷上では細いブレードが氷に接します。
家を建てる時も土台が重要です。この土台の部分がスケートでいう足部・ブレードにあたります。
土台(足部・ブレード)が安定していなければ、どれだけ機能的な家を建てても(良い体幹・筋力があっても)、安定することはありません。
言い換えるならば、いくら陸上(安定した場所)で練習をしても、細いブレードを通して、氷を強く推して推進力に変えられなければ意味がありません。
ここの力を伝達するためには、バランス感覚や足部の安定性が非常に重要です。そして接地する土台(足部)が安定することで、初めて股関節や体幹の力を安定して発揮できるようになります。
これでは、いくら陸トレでエンジンを大きくしても、氷上でのタイムには直結しないです。
低い姿勢を維持するための「股関節の医学的根拠」
スケート特有の低い姿勢。後半になって腰が浮いてくると、コーチや先生から「もっと腰を落とせ!気合いだ!」と叱咤激励される光景をよく見かけます。
しかし、低い姿勢を保てないのは根性が足りないからではありません。「股関節が正しくハマっていない」ことが医学的な原因です。

股関節が正しい位置(求心位)にハマっていない状態で無理やり腰を落とそうとすると、骨格で体を支えられないため、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)だけで体重を支えることになります。
太ももを使いすぎるとすぐに乳酸が溜まり、パンパンになって動かなくなります。
見た目として、お尻が小さく、太ももばかりが太く発達していきます。
それが続くと、股関節の前のつまり感が出るようになったり、腰痛の引き金になったり、ヘルニアを発症したり、なんてこともあります。
逆に、股関節がカチッと正しい位置にハマれば、お尻の大きな筋肉(殿筋)を使って、骨格構造で楽に体を支えることができます。
しっかりと足のパワーを、効果的にブレードへ伝えることができるようになります。
これができれば、後半になっても出力が落ちず、低い姿勢のまま粘り強い滑りが可能になります。
ということは、今よりもタイムが伸びる可能性を秘めているということです。
シーズン中の今だからこそ、ただ休んで疲労を抜くだけでなく、ズレてしまった関節の位置を戻す、機能的なケアが必要です。
来季の表彰台を決める「オフシーズンの準備」とは
今の悪いフォーム(代償動作)のまま、来季に向けて練習量だけを増やすのは非常に危険です。
パワー伝達が上手くいっていない状態で負荷をかけ続けることは、スケート特有の腰痛や股関節痛、膝痛、最悪の場合は肉離れなどの怪我に直結します。
そしてよくあるのが、陸トレでシンスプリントなどのような陸上特有の怪我をしてしまうこと。それが氷上でも影響してしまうことです。

実際にJuntosをご利用されている選手(陸上やスピードスケート)でも、リハビリ・機能的トレーニングを通じて「股関節の使い方」を一から覚え直し、自己ベストを更新した選手がたくさんいます。
陸上の選手においては、昨年の大会ごとに自己記録を更新する選手がいたり、スケートの選手では後半になると股関節の詰まり感でパワーが発揮できない選手の改善が見られたり。
シーズン中のケアを行い、なるべく良い状態で大会に臨むことも大切ですが、シーズン前に改善していたら、シーズンを通して良いトレーニングができます。
怪我は辛い経験ですが、自分の身体と向き合うチャンスに変えることもできます。
そのチャンスを活かすも殺すも自分次第です。
来季に向けて、まずは筋肉を大きくする前に「身体のOS(動かし方)」をアップデートしませんか?
それが、オフシーズンに行うべき最も重要な準備です。
まとめ:感覚ではなく「構造」で滑りを変える
- 「なんとなく調子が悪い」
- 「感覚が掴めない」
という曖昧な悩みから卒業しましょう。
自分の股関節がどう動いているのか、パワーがどこで逃げているのかを「客観的・構造的」に知ることが、タイム短縮への最短ルートです。
本気で上を目指す帯広のスケーターを、Juntosは理学療法士の専門知識で全力でサポートします。

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「本気で結果を出したい」アスリートと保護者の皆様へ
スピードスケートに限らず、あらゆるスポーツにおいて「身体の構造」を知ることは、ライバルに差をつける最大の武器になります。
Juntosでは、理学療法士の視点から一人ひとりの骨格や癖を分析し、最適なトレーニングを提案しています。
- 「今の練習をタイムに直結させたい」
- 「怪我をせずシーズンを戦い抜きたい」
という方は、ぜひ一度プロの分析を体験してみてください。
また、帯広市内で「自分に合った指導者」を探している方のために、失敗しないジム選びの基準をまとめました。
選手としてのパフォーマンスアップはもちろん、ご家族の健康維持にも役立つ内容ですので、ぜひ併せてご覧ください。
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