帯広でダイエットに失敗した皆様へ。「リバウンドは、あなたのせいではありません」
はじめまして。
Juntos-Labo(ジュントス・ラボ)帯広の所長です。
私は帯広の現役パーソナルトレーナーであり、科学的根拠に基づいた食事・栄養指導の専門家として活動しています。
帯広でダイエットに挑戦し、一度は痩せたのに、結局、元の体重(あるいはそれ以上)に戻ってしまった…。 そんな苦い経験はありませんか?
そして、「結局、食べたい気持ちに勝てなかった」「自分の意志が弱いせいだ」と、ご自身を責めてはいないでしょうか。
まず、皆様に最も強くお伝えしたいことがあります。 それは、あなたの『意志』が弱いせいでは、決してありません。
リバウンドの「本当の原因」は、あなたの意志ではなく、あなたが選んだ『食事法(メソッド)』そのものにあります。特に、短期的な結果をうたう「極端な糖質制限」などは、その典型です。
この記事では、Juntos-Labo所長である私が、「二度とリバウンドしない」ための本質的な食事のキホン、『PFCバランス』について徹底解説します。
【危険】なぜ「極端な糖質制限」は100%リバウンドするのか?

なぜ、あれほど頑張った糖質制限が、高い確率でリバウンドに直結してしまうのでしょうか。その「メカニズム」を、専門家の視点で解説します。
理由1:身体が「飢餓状態」になり、代謝が落ちるから
身体と脳の主要なエネルギー源である「糖質」を極端に絶つと、身体は「これは危険な飢餓状態だ!」と勘違いします。
生命を維持するため、身体は即座にエネルギー消費を抑えるモードに入ります(=基礎代謝を落とします)。 さらに、エネルギーが足りないため、身体は自らの「筋肉」を分解してエネルギー源にし始めます。
筋肉が減れば、基礎代謝はさらに低下します。 つまり、糖質制限を頑張れば頑張るほど、「非常に痩せにくく、太りやすい身体」が完成してしまうのです。
パーソナルトレーニングジムでのダイエットは、「太りにくく、痩せやすい身体」を作ることを目標とします。
そのために必要なのは、「脂肪を落として、筋肉量を維持・増加する」ことです。せっかく頑張ってトレーニングをしても、筋肉が落ちていてはもったいないです。
最低限の糖質を確保しながら、筋肉量を増やして脂肪を落とすことが、失敗しないダイエットの秘訣です。
理由2:短期間で落ちる体重の多くは「水分」だから
「糖質制限を始めたら、2週間で5kg落ちた!」 これは、体脂肪が5kg燃えたわけでは決してありません。
糖質(グリコーゲン)は、体内で多くの水分と結合して蓄えられています。糖質が枯渇すると、この水分が一気に体外へ排出されます。
これが、短期間で体重がガクンと落ちるカラクリです。 体脂肪が燃えているわけではないため、糖質を摂ればすぐに元に戻る体重なのです。
ちなみに体重1kgを落とすのに、約7,200kcalの消費が必要と言われています。
ダイエットはどこまでいっても「消費カロリー>摂取カロリー」が必要です。
「体重減少=体脂肪率減少」ではありません。
どのようにして消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすかという課題をクリアするのか、短期的なダイエットではなく、しっかりと計画を立てて行うことをお勧めします。
目先の体重減少に惑わされないことが大切です。
理由3:「一生続けられない」から(これが最大の理由)
結局のところ、これが最大の理由です。
「お米もパンも麺も、一生食べない」という食事法を、あなたはこの先ずっと続けられますか?
目標体重に達し、食事を元に戻した瞬間。
あなたの身体は、「(1)代謝が落ち、(2)筋肉も減った」という最悪の省エネ状態です。
そこへ(以前は普通に食べていた)糖質が入ってくるため、身体は待ってましたとばかりに、以前よりも爆発的に脂肪を吸収しやすい身体(=リバウンド)になってしまっているのです。
ダイエット期間だけ食事制限をするのか、その先の未来もずっと食事制限をするのか。
制限があると、美味しい食事の場を楽しめないなんてこともあるかもしれません。
しっかりと運動をして消費カロリーを増やすこと、筋肉量を増やして基礎代謝を高めて太りにくい体を作ることが、将来的にも健康な身体を維持するためには大切です。
Juntos式「リバウンドしない食事」の答えは『PFCバランス』

では、どうすればいいか。 Juntos-Laboが提唱する「リバウンドしない食事」の答えは、ただ一つ。 『PFCバランス』という「一生モノの知識」を身につけることです。
PFCバランスとは?(超基本の解説)
PFCとは、三大栄養素の頭文字です。これら3つのバランスこそが、健康と体型維持の鍵となります。
- P = タンパク質 (Protein)
- 筋肉、髪、肌、爪などの「身体の材料」となる最も重要な栄養素です。
- F = 脂質 (Fat)
- ホルモンや細胞膜の「材料」となります。摂りすぎは禁物ですが、ゼロにするのも危険です。
- C = 炭水化物 (Carbohydrate)
- 身体と脳を動かす「最も重要なガソリン」です。
なぜ「バランス」が重要か?
「極端な糖質制限」は、この「C(ガソリン)」を悪者扱いします。しかし、炭水化物は決して悪ではありません。
PFCの3つ全てを「適切な量(バランス)」で摂ることで、身体は「飢餓状態」にならず、「代謝を維持」したまま活動できます。
身体がガソリン(C)で満たされて初めて、「筋肉(P)の分解」をやめ、余分な「体脂肪(F)」だけをエネルギーとして効率よく燃やしてくれるようになるのです。 これこそが、「健康的に痩せ、一生続けられる」唯一の方法だと断言します。
帯広でPFCバランスを実践する「簡単なコツ3選」
「PFCバランスの計算は難しそう…」と感じるかもしれません。(厳密な計算は、我々専門家(トレーナー)に任せるべき領域です)
しかし、帯広にお住まいの皆様が今日から意識できる、簡単なコツを3つ伝授します。
コツ1:「和定食」をイメージする
PFCバランスの最も優れた見本は、日本の伝統的な「和定食(一汁三菜)」です。
- ご飯(C:ガソリン)
- 焼き魚や肉(P:材料 / F:材料)
- 味噌汁・野菜(ビタミン・ミネラル)
この「ご飯+主菜+副菜」という形を意識するだけで、バランスは劇的に改善します。
コツ2:コンビニで買うなら「単品」ではなく「組み合わせ」
忙しい時、コンビニで「単品」だけ購入していませんか?
- (NG例):菓子パンだけ(CとFに極端に偏る)、おにぎりだけ(Cに偏る)
- (OK例):おにぎり(C)+ サラダチキン(P)+ ゆで卵(P/F)
このように「P(タンパク質)」を意識して組み合わせるだけで、PFCバランスにグッと近づきます。
コツ3:帯広の「誘惑」との付き合い方
ここ帯広は、美味しい乳製品(F)、絶品のラーメン(C/F)、そして魅力的なスイーツ(C/F)の誘惑が非常に多い街です。
Juntos式は、これらを「一生我慢しろ」とは言いません。 大切なのは、それらを食べることを前提に、他の食事でどう「調整(コントロール)」するか、その「知識」を身につけることです。ゼロにするのは「制限」ですが、調整するのは「管理」です。
そしてもう一つ大切なのは、しっかりと代謝できる身体を作ることです。
食べ過ぎたから1日でいきなり太るということはありません。
代謝の良い、健康的な身体であれば、多少の暴飲暴食もしっかりと消費してくれます。そのためにも定期的に運動することをお勧めします。
まとめ:「意志の弱さ」ではなく「知識」でダイエットは成功する
もう一度、強く断言します。 帯広でリバウンドを経験した皆様、それはあなたの「意志の弱さ」が原因ではありません。単なる「食事法の選択ミス」です。
短絡的な「制限」に頼るのではなく、「PFCバランス」という「一生モノの知識」を身につけること。そして多少食べ過ぎてもしっかり代謝してくれる、健康的な身体を作り、維持すること。それこそが、本当の意味でのダイエットのゴールです。
Juntos-Laboは、帯広の皆さんが無理なく続けられる「正しい食事」の知識を発信し、皆様の「最後のダイエット」を心から応援します。


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